調査・データシエラスペース(米国)は28日、NASAの「ムーン・トゥ・マーズ」構想の一環として、月面物流および移動手段に関する調査契約を受託したと発表した。契約はNextSTEP-2 Appendix Rに基づくもので、同社の展開型宇宙ステーション技術「LIFE」を活用した月面居住支援の可能性を探る。
同契約では、物資輸送・保管・追跡・廃棄処理などの月面物流インフラ全般が対象となる。同社は、膨張型ハビタットをトンネルや貯蔵施設として運用する構想も示しており、有人着陸機や月面探査車との統合設計も進めている。NASAとの連携は既に進行しており、関連する耐衝撃試験もNASAの施設で実施済みだ。
同社は、低軌道での商用利用や深宇宙探査を視野に入れた技術開発を継続しており、今回の契約により月面での長期滞在と物流網の構築における技術的立ち位置を強化する。
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