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関通、西の最大拠点「MEGA物流センター」完成

2025年6月2日 (月)

拠点・施設関通は2日、5月26日に兵庫県尼崎市に新設した「関通MEGA物流センター」の竣工式を開催したと発表した。同センターは倉庫に加えラウンジなどを備え、快適な労働環境を実現。全館LED照明の採用により、省エネルギーと環境負荷低減を図る。竣工式には多数の関係者が参列し、新拠点の誕生と発展を祝った。

▲関通MEGA物流センター(出所:関通)

同拠点は関西エリア最大規模となり、敷地面積1万6694平方メートル、延床面積3万5929平方メートル、地上4階建て・S造。新センター開設により、同社の関西エリアの倉庫は7拠点に拡大、保有総面積は17万4209平方メートルになった。

同センターは「都市近接×高速アクセス」が強みだ。阪神高速3号神戸線・尼崎西出入口から1.2キロ、名神高速道路・尼崎インターチェンジ(IC)から4.5キロ、阪神電鉄本線・出屋敷駅から徒歩10分に位置する。高速道路網の整備により交通渋滞を回避し、主要都市への短時間で配送できる。大阪・神戸市内への配送は、都市部へのアクセスが容易で最適なルート設定が可能となり、配送時間を短縮し、コストを削減した。

▲周辺図(クリックで拡大)

湾岸エリアへのアクセスも良好で、大阪港・神戸港まで車で30-40分で到着可能。これにより国際輸送が効率的になり、海上コンテナ輸送時の荷受け・発送が円滑になる。阪神高速道路、新大阪駅、尼崎駅など主要な交通網への優れたアクセスを生かし、物流効率の向上、輸送コストの削減、ドライバー負担の軽減を実現している。

同社は複数倉庫を近隣に集約する「ドミナント戦略」を展開している。関通MEGA物流センターの3キロ圏内に7つの倉庫を配置。各倉庫間の連携を強化し、需給変動や顧客の成長に柔軟かつ迅速に対応する。このエリア戦略により対応キャパシティーの限界を克服し、出荷増加にも万全の体制を整えた。

▲尼崎ドミナント構想のイメージ

同社は24年時点で関西・関東に20拠点を展開し、年間1300万個以上の出荷実績を持つ。物流システム販売から受注、庫内物流まで幅広いサービスを提供。toC物流で培った管理ノウハウとDXをtoB物流にも活用し、顧客要望に応じた現場オペレーションの改善と成長を支援する。関通MEGA物流センターを関西圏の基幹拠点として、EC事業や多業種のニーズ拡大に対応し、物流品質と業務効率のさらなる向上を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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