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電力制御システムのSCセキュリティ手引き発表

2025年6月4日 (水)

行政・団体資源エネルギー庁は3日、電気事業者に求められる具体的なサプライチェーン(SC)セキュリティ対策を支援するため、「電力制御システムに関するサプライチェーン・セキュリティ対策の手引き」を作成したと発表した。対策の重要性や課題解決の対策例を解説しているほか、用語集もつけた。

国が2023年度に策定した「重要インフラのサイバーセキュリティに係る安全基準等策定指針」では、重要インフラ分野に共通して求められる取り組みとして、SCに起因するサイバーセキュリティ上のリスクへの対応が明記された。また、「重要インフラのサイバーセキュリティ部門におけるリスクマネジメント等手引書」で、安全基準等策定指針で示されたセキュリティ確保に向けた取組について解説。経済安全保障推進法に基づき、SCリスクに対する取り組みも進んでいる。

こうしたなか、電力分野における取組としては、経済産業省の産業サイバーセキュリティ研究会電力サブワーキンググループ(電力SWG)が、電力制御システムなどのSCリスクに関する議論を行い、23年度に「電力制御システムのサプライチェーン・セキュリティ向上策に関する提言」を公表した。この提言の内容を踏まえ、今年2月には日本電気協会が「電力制御システムセキュリティガイドライン」を改定した。

今回の手引きは、「電力制御システムセキュリティガイドライン」に記載されたSCセキュリティ対策について、事業者による対策の実施を支援、促進するために作成された。具体的には、SCリスク管理やセキュリティ仕様の確認、機器の適切な管理といった取り組みについて、想定される対応のフローを整理。それぞれの取り組みについて、具体的な対策や、参考となる事例などを解説している。また、経済安全保障推進法が求める対応に関する参考情報も紹介している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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