国際ボルボトラックス(ドイツ)は10日、特定の地理的エリアで自動速度制限を有効にする新サービス「セーフティゾーン」を発表した。このサービスは安全性向上を目的としたもの。
セーフティゾーンは、いわゆる「ジオフェンシング」技術を活用し、事前に設定された地理的エリアにトラックが進入すると、自動的に速度制限を実施する仕組みである。エリア内ではエンジンが制限速度を超える加速を制限し、制限速度を上回る速度でエリアに進入した場合は自動的にブレーキが作動する。

(出所:ボルボトラックス)
同社のヨハン・ルンドベリ製品マネージャーは「港湾や物流センター、人通りの多い市街地や学校周辺など、低速走行が求められるエリアで車両速度を確実に抑制できる」と説明している。
フリート管理者はデジタルマップ上で地理的ゾーンを定義し、許可速度制限を設定する。運転者は計器表示で速度制限ゾーン内にいることと最高速度を確認できる。緊急時には、アクセルペダルのキックダウンによって速度制限を一時的に解除することも可能である。
このサービスはボルボの重量車FH、FM、FMXのユーロ6仕様車および電動車両で利用可能で、2025年6月から新車、9月から既存車両に提供される。
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