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GROUND、GWES導入支援でデジタルフォルンと協業

2025年6月11日 (水)

ロジスティクスAI(人工知能)やロボット技術を駆使した物流施設のソリューションを提供するGROUND(グラウンド、東京都千代田区)は11日、デジタルフォルン(同)と物流施設統合管理・最適化システム「GWES」(ジーダブリューイーエス)の販売で協業すると発表した。同社はGWESの販売・導入・保守サポートでデジタルフォルンと連携し、両社のAI・ロボティクス技術とシステムインテグレーション力を活用して、物流現場の生産性向上とコスト削減を目指す。GWESは作業進ちょく、要員、在庫、動線などを可視化・最適化する独自開発システムで、三菱倉庫、日本通運、シーエックスカーゴ、花王など大手物流・製造事業者が導入を進めている。

(出所:GROUND)

デジタルフォルンは60年以上にわたり、幅広い業界での業務改善、RPA・クラウド・データ活用のシステム構築実績を持つ。今回の協業により、GROUNDは物流オペレーションDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し、デジタルフォルンは物流DXという新領域での成長を目指す。両社はGWESの導入の迅速化に向け、システム連携を容易にする共通基盤(EAI/ETLプラットフォーム)の共同構築を検討している。これにより、さまざまな倉庫管理システム(WMS)を運用する大規模物流事業者でもGWESを統合プラットフォームとして導入しやすくなる。デジタルフォルンのアプリケーションとの高付加価値な連携が可能になる。

GROUND代表取締役社長CEO(最高経営責任者)の宮田啓友氏は「システムインテグレーションに強みを持つデジタルフォルンとの協業を非常に喜ばしく思います。物流現場のDX推進には現場とシステムの高度な連携が不可欠であり、今回のパートナーシップにより、当社のGWESをより多くの顧客に提供し、現実的かつ着実なDXを実現できると確信しています」とコメントした。デジタルフォルン代表取締役上席執行役員CSMO本間泰志は「GROUNDとの協業を通じて、喫緊の課題である生産性向上と人材確保の支援を積極的に進めていきます」と述べた。

GROUNDはAIとロボット技術を活用した物流ソリューションを開発・提供するロジテック企業で、GWESや自律型協働ロボット「PEER」シリーズを展開。自社システムは大手物流事業者や製造業施設に採用され、労働力不足や業務負荷軽減などの課題解決に貢献してきた。デジタルフォルンはIT/DX/AI分野を軸にソリューションを展開している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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