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FIATA、貨物火災の隠れた危険性を解説

2025年6月17日 (火)

調査・データ国際貨物運送協会連盟(FIATA)は16日、国際貨物輸送業界団体である貨物品質保証グループ(Cargo Integrity Group)が、特定の条件下で火災を引き起こし、重大な損害や人的被害をもたらす可能性のある貨物について警告を発したと発表した。

同グループによると、これらの「反応性危険物」の多くは既に危険物(DG)規制の対象となっているが、事故は依然として頻繁に発生している。

特に注意が必要な貨物として、強力な酸化剤である次亜塩素酸カルシウム、バーベキュー用木炭(点火促進剤が処理されたもの)、綿や羊毛、魚粉、オイルケーキなどの自己発熱しやすい有機物質が挙げられる。また、リチウムイオン電池については、新品だけでなく使用済み、損傷品、廃棄品すべてが今後数十年にわたって輸送・保管業界に影響を与えると予測される。

同グループは、国際海事危険物(IMDG)コードなどの強制規制への厳格な遵守と、貨物輸送ユニット(CTU)コードなどの業界優良慣行の採用を強く求めている。2026年1月からは木炭に関する新たな安全枠組みが義務化される予定である。

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LOGISTICS TODAY編集部
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