調査・データKAY DEE MARKET INSIGHTS(米国)は18日、報告書「日本のラストワンマイルデリバリー市場の将来動向と機会分析 – 2025年から35年」を出版したと発表した。同報告書では、同市場が25年-35年に年平均成長率7.3%で成長し、35年に132億米ドルに達すると予測している。
ラストワンマイルは倉庫から消費者までの配送プロセスの最終段階であり、EC(電子商取引)の急増や都市化の進展、当日配送の需要拡大が成長を牽引している。楽天やアマゾンジャパン、ZOZOTOWNなど大手プラットフォームの台頭に加え、消費者の利便性向上への期待が高まっている。加えて、政府はデジタル田園都市国家イニシアチブの下で自動化やドローン配送の実証実験を支援している。
一例として、自律型配送ロボットやドローン配送の実証実験が福島県と千葉県で進み、ヤマト運輸(クロネコヤマト)や佐川急便、日本郵便など大手物流企業はEVやe-bikeへの移行を加速している。また、マイクロフルフィルメントセンターの都市部設置やAI(人工知能)を用いたルート最適化、クラウドソーシングによるデリバリープラットフォームの活用が注目され、今後も物流イノベーションが続くと予想している。
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