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物流コスト軸に配車を自動化、オプティマインド

2025年6月19日 (木)

ロジスティクスオプティマインド(名古屋市中区)は19日、同社が提供する輸配送最適化ソリューション「Loogia(ルージア)配車作成」で、配車・配送ルートの策定の際、「費用」を軸に自社便・傭車便・路線便、車両サイズ、人員体制、高速道路利用などを包括的に比較できる配車自動化を実現したと発表した。これにより、物流現場から経営判断まで、統一した費用根拠に基づく、より正確で迅速な意思決定が可能になるとしている。

▲自動配車システム「Loogia」(出所:オプティマインド)

このたび、Loogia配車作成では、「配送条件」「業務効率」「費用」の3軸を同時に考慮し、自社便・傭車便・路線便など複数手段を横断的に比較し、総コストを最小化するルートや車両、人員配置を自動的に選定する機能を搭載した。

複雑な原価設定や人件費、高速代などを担当者が細かく設定する必要がなく、概算費用のみの入力で自動化する。たとえば2マン運行と1マン運行を選定する場面や、軽バンと4トン車両が混在する場合にも、費用対効果に優れた運用を判断し、現場の負荷を減らす。繁忙期対応時の「車両追加か残業か」といった判断も自動化する。運用判断の妥当性や一貫性を確保し、配送業務の説明責任や費用根拠も一元的に可視化できるようになった。

Loogia配車作成では複雑な費用設定を必要とせず、直感的な入力だけで導入でき、配送ルートごとの概算費用や全体の費用も自動で算出する。「なぜこのルートなのか」「なぜ残業が発生したのか」といった疑問にも明確な費用ロジックによる説明が可能となり、関係者間の合意形成も円滑になるとしている。

コストを基軸とした日々の検証や改善も容易になる。現場レベルからマネジメント層に至るまで配車品質やコスト管理の水準向上が見込める。物流網の持続可能性や採算性向上にも直結し、従来属人的だった領域から一貫した最適配車体制を根付かせる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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