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横浜港、ココアパウダーの輸入量21年連続1位

2013年11月21日 (木)

フード横浜税関は21日、横浜港が輸入数量・金額ともに全国1位の輸入港となっているココアパウダーの輸入状況をまとめた。

輸入されるココアパウダーは、ココア飲料のほか、菓子やパン、アイスクリームなど幅広く利用されており、横浜港は2012年のココアパウダーの輸入で、輸入数量、輸入金額で全国1位の輸入港となった。

12年の全国でのココアパウダーの輸入実績は、輸入数量が1万7200トン(対前年比0.9%減)、輸入金額が79億6600万円(1.7%増)。このうち、横浜港は輸入数量7454トン(0.8%減)、輸入金額が34億4600万円(1.1%増)となった。

全国では16か国から、横浜港では11か国からココアパウダーが輸入されており、全国ベースではオランダから、横浜港ではマレーシアからの輸入がそれぞれ最も多かった。オランダやマレーシアには、原料のカカオ豆を加工する大手の工場があることから、これらの国からの輸入が多くなっている。

12年の横浜港は輸入数量、輸入金額でそれぞれ43.3%のシェアを占めており、輸入数量では21年連続、輸入金額では19年連続で1位の輸入港となっている。

同税関では、横浜港のシェアが高い理由として「ココアパウダーの保管に適した輸入者の物流拠点があること」「神奈川県や関東地区に所在する調整ココアや製菓メーカーなどの工場へ運送が便利であること」を挙げている。