調査・データ全日本トラック協会は6月、2024年の事業用トラック交通死亡事故統計を発表した。警察庁データを基に多角的分析を実施。事業用貨物自動車の死亡事故件数は200件で、前年比1件増。11年から147件減少したが、22年以降は再び増加傾向にある。
営業用トラック(132万6863台保有)の1万台当たり死亡事故件数は1.51で、目標1.5をわずかに上回り、さらなる対策が急務となった。地域別では埼玉県が23件で最多、次いで神奈川県18件、東京都17件。埼玉、神奈川、兵庫、千葉など複数県で増加。車籍別でも埼玉県が19件で最多だった
さらに、同協会は2024年の「死亡・重傷事故統計分析結果」も発表した。事業用貨物自動車の死亡・重傷事故は994件、合計死傷者数1052人。営業用トラック保有台数132万6863台で、1万台当たりの死者数・重傷者数は7.93人となり、「トラック事業における総合安全プラン2025」の目標「1万台当たり6.5人以下」「死者数+重傷者数970人以下」を上回った。
発生地別では大阪府が120件で最多、次いで埼玉県104件、東京都84件、千葉県65件、神奈川県63件。前年比で埼玉県、千葉県、神奈川県、兵庫県、岡山県で増加。車籍別でも大阪府が116件で最多、東京都と神奈川県では前年比増加した。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com