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TNT、新トレーラー導入し燃費5%改善

2013年12月11日 (水)

ロジスティクス新トレーラーTNTエクスプレスは11日、ベネルクス諸国向けの配送車両の一部を刷新するため、クローネ社から44台の配送トレーラーと17台のハンガー車両の合わせて61台を購入した、と発表した。新たな配送トレーラーは、新技術によって燃費の向上を図るために導入するもの。

新トレーラーのうち5台は、ウェブコ社が設計したサイドウイングを装備し、トレーラーの下部に設置されているサイドスカートによってトラックの下の空気の流れを改善し、空気抵抗を減らす。テストでは、これらの新技術で燃費を5%削減できることが示された。

サイドウイングは、長距離を最高速度で走行した場合に最も発揮され、高速道路を走行する場合、100キロ当たり最大1.5リットルの燃料を節約できる。また、雨天走行中に跳ね上げる雨水の量を減らすことで、「近くを走行するドライバーの視界を改善するというもう一つの利点がある」としている。

TNTでは、5台のトレーラーをロッテルダム・リエージュ間など、長距離の集配に使用する計画で、今後も「新しいトレーラーを可能な限り幅広く採用する」方針。