調査・データ東京商工リサーチ(TSR)は8日、7月の「ゼロゼロ融資」利用後の倒産状況について発表した。
7月の「ゼロゼロ融資(実質無利子・無担保融資)」を利用した企業の倒産は36件(前年同期比33.3%減)で14か月連続で前年同月を下回った。1-7月累計は247件(同35.3%減)で2年連続で前年同期を下回っている。産業別ではサービス業他が18件(125%増)で半数を占めた。そのうち「飲食店」は6件で、人手不足の常態化や食材費、光熱費の上昇が経営に影響したとみられる。
20年7月の第1号から5年間の累計では2039件に達した。人手不足や物価高の影響で借入金の返済能力の低い「サービス業他」の倒産が目立っており、「ゼロゼロ融資」利用後の倒産が再び増勢に転じる可能性を残している。
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