財務・人事旭化成は22日、感光性絶縁材料「パイメル」の生産能力を増強するため、静岡県富士市の既存工場敷地内で設備投資を行うと発表した。投資額は160億円で、2028年度上期に商業運転を開始する予定。生産量の詳細は非開示だが、30年時点で24年度比2倍規模を見込む。
同社は中期経営計画でエレクトロニクス事業を「重点成長」分野と位置づけ、積極的な投資を進めている。パイメルは半導体の層間絶縁膜や保護膜向けに展開しており、生成AI(人工知能)の普及に伴う先端半導体の高集積化を背景に需要が拡大。年平均8%の成長が続くと予測される市場で、高い競争力を築いてきた。
旭化成は24年に同地で新工場を竣工し供給力を強化したが、さらなる需要増に対応するため追加投資を決定。先端半導体分野を支える安定供給体制の構築を進め、事業成長と企業価値の向上を目指す。
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