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鋼橋輸送計画をDX化、瀧上工業らシステム開発

2025年9月2日 (火)

▲鋼橋部材の積載事例(出所:オフィスケイワン)

ロジスティクスオフィスケイワン(大阪市西区)は2日、IHIインフラシステム(堺市堺区)、瀧上工業と共同で、鋼橋輸送計画をデジタル化する新システム「Sim-LOAD」を開発したと発表した。橋梁部材の3Dモデルを基に自動で積載シミュレーションを行い、積載図や輸送明細書を即時作成する仕組みで、属人的だった輸送計画業務の効率化と標準化を図る。

鋼橋は大型部材を工場で製作し、現場へ輸送して組み立てる。輸送計画では形状や重量、重心に加え、許可申請や法令対応まで考慮する必要があり、特に複雑な部材の積載は熟練者の経験に頼る部分が大きかった。人材不足が深刻化する中で、正確かつ迅速に計画を立案できる仕組みが求められていた。

Sim-LOADは同社の鋼橋CIMシステム「CIM-GIRDER」と連携し、輸送車両の選定から工程に沿った積載検討までを一貫して行える。設定条件に基づき自動でシミュレーションを実施し、結果を即時にプレビュー。通行許可の要否なども自動判定し、帳票として出力できる。これにより現場到着時刻を反映した工程管理も容易になる。

同システムはすでにIHIインフラシステムと瀧上工業の工場で運用を開始しており、2026年4月をめどにCIM-GIRDERユーザーへの販売を予定している。

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