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タケエイ、千葉・市原でプラ廃棄物再生を受託

2025年9月4日 (木)

ロジスティクス産業廃棄物処理などを手がけるTREホールディングス(東京都千代田区)は3日、子会社のタケエイ(港区)が、千葉県市原市のプラスチック資源中間処理・再商品化業務委託公募プロポーザルで、受注候補者に選定されたと発表した。

タケエイは同市内にプラスチック資源の中間処理施設「市原ソーティングセンター」を建設中で、業務を受託した後は、同施設で各家庭から回収したプラスチック製容器や包装、プラスチック製品を中間処理、再商品化する。

同社によると、業務委託期間は2027年4月から30年3月末までの3年間。今後、タケエイは同市と再商品化計画認定取得のための基本協定を締結し、26年の認定取得に向け、市と連携して再商品化計画を作成する。

 
▲(左から)建設中の市原ソーティングセンター、施設完成後のイメージ図(出所:TREホールディングス)

同市では、プラスチック資源循環促進法を活用して「サーキュラーエコノミーの市原モデル」の実現に取り組んでいる。同モデルでは、家庭から回収したプラスチック製容器や包装、プラスチック製品を再商品化し、再生した製品プラスチックを市民が再利用する資源循環の仕組みづくりを目指す。

タケエイが建設を進めている市原ソーティングセンターは、敷地面積1万7381平方メートルで、1万5213平方メートルの工場を建設。プラスチック廃棄物を原料に、PE/PP混合品(ペレット)やPSインゴットを製造する。24時間操業で1日100トンの廃棄物を処理できる。センターは今年4月に着工し、26年に建設工事を完了。同年10月からの操業を予定している。

同社は「地元企業としてプラスチック資源循環に寄与し、市民・企業・行政が一体となった資源循環の実現に貢献する」としたうえで、「中長期的には、排出事業者や素材メーカーなどとの連携強化を図り、資源循環に向けた事業スキームを構築して、高度循環型社会や脱炭素社会の実現へ貢献していく」としている。

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