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YKK・大王製紙・コカコーラ、異業種3社で共同輸送

2025年9月4日 (木)

調査・データYKK AP(東京都千代田区)と大王製紙、北陸コカ・コーラボトリング(富山県高岡市)は4日、8月から共同輸送の取り組みを開始したと発表した。大王製紙の物流子会社ダイオーロジスティクス(愛媛県四国中央市)が運行を担い、従来は各社が片荷輸送で行っていた工場から仕向地までの配送を一括化。空車区間を減らし、トラックの実車率を大幅に向上させる。

 
▲ダイオーロジスティクスのトラックに商品が積まれている様子(出所:YKK AP)

取り組みは、北陸と埼玉・静岡を結ぶルートと、北陸と神奈川・静岡を結ぶルートの2系統で実施。従来、各社とも実車率は50%にとどまっていたが、車両を一本化することで、それぞれ91.7%、81.6%まで高めることが可能となる。

これにより、年間でCO2排出量71.6トン(34%)、ドライバーの運転時間1992時間(43%)の削減効果が見込まれており、国土交通省の総合効率化計画、モーダルシフト等推進事業の認定を受けた。

異業種の3社はいずれも持続可能な物流体制の構築を経営課題と位置づけており、これまでもパレット開発や供給体制強化、荷待ち時間削減といった施策を進めてきた。今回の共同輸送は、トラックドライバー不足や環境負荷低減といった業界共通の課題に対応する新たな枠組みとして位置づけられる。

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