
▲ROBO-HIによる「RoboCar Tractor 25T for Factory」同時2台運用例(出所:ROBO-HI)
サービス・商品ROBO-HI(ロボハイ、東京都中央区)は4日、25トン級の自動運転レベル4けん引車「RoboCar Tractor 25T for Factory」を販売開始した。空港での貨物コンテナ自動搬送実証(2019年-)で得た技術を応用し、工場や物流拠点での超重量物搬送に対応する。
物流現場では数百キロ規模の搬送はAGV(無人搬送車)・AMR(自律走行搬送ロボット)、1.5トン級のパレット搬送は自動フォークリフトの導入が進んでいる。一方で鉄鋼や建材、金型、建機、港湾コンテナなど5-20トン規模の超重量物については、安全面や人手不足が課題でありながら、自動化の普及は遅れていた。
同社は中国の大手空港車両メーカーGUANGTAI製の車両を採用し、最大25トンのけん引力を備えることでこの領域をカバー。7年間の空港実証で培ったレベル4自動運転技術を搭載し、国の安全基準を満たす信頼性を確保した。すでに2023年から導入を開始しており、TAKANAWA GATEWAY CITYでの運用実績もある。
さらに、複数メーカーのロボットを統合運用する「ROBO-HIプラットフォーム」を活用し、工場や倉庫でも搬送工程の自動化と遠隔運用を可能にする。導入によって荷役の安全性向上、作業効率化、省人化が見込まれ、鉄鋼・建材・金型事業者や港湾・鉄道の物流事業者など幅広い分野での活用が期待される。
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