財務・人事アグリテック企業のテラスマイル(宮崎市)は17日、8月に実施したシリーズBラウンドで総額1億円を調達したと発表した。三菱UFJキャピタルやなんぎんキャピタルなどが出資に参加した。調達資金は、新たに開発中の農産物流通インフラ「ジャスタウェイ」の本格実装と普及に活用する。
同社はこれまで、営農データを基に栽培計画を最適化するクラウド「RightARM」(ライトアーム)を提供し、全国の多様な農家を支援してきた。今回の取り組みでは、生産者と需要者(小売業や食品工場など)を直接つなぎ、収穫量予測や栽培データの共有を通じて安定取引を可能にする仕組みを構築する。これにより価格や数量の事前計画が可能となり、需給の不一致や情報の非対称性を解消する狙いだ。
第1期は流通課題の大きいコメを対象とし、将来的には幅広い農産物への展開を視野に入れる。テラスマイルはジャスタウェイを通じて農業経営の収益性向上と持続可能な農産物流通の確立を目指す。
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