認証・表彰オリックスは25日、同社グループのオリックス・ホテルマネジメント(東京都港区)が、西武グループの西武・プリンスホテルズワールドワイド(豊島区)と行った「共同配送」の取り組みが、第9回「ジャパン・ツーリズム・アワード」で入賞したと発表した。

▲授賞式の様子(出所:オリックス)
ジャパン・ツーリズム・アワードは、日本観光振興協会、日本旅行業協会、日本政府観光局が主催し、ツーリズムの発展や持続可能性への貢献を表彰するもの。第9回は213件の応募の中から8つの賞が選ばれ、両社の取り組みが入賞した。
今回受賞した共同配送は、ホテルが仕入れる食品を一度倉庫に集約し、まとめて配送する仕組み。ホテル側は荷受け対応の負担が軽減され、納入会社も各ホテルへの個別配送の手間がなくなり効率的な配送が可能となり、配送車両の削減によるCO2排出量の削減や渋滞緩和、物流業界の人手不足解消にもつながる。観光分野での物流の課題解決に向けた具体的な取り組みであり、経営の効率化とあわせて環境負荷の低減や労働力の確保を図る発想を宿泊業界に展開した点が優れていると評価された。
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