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西武とオリックスが大阪でもホテルの共同配送

2025年4月1日 (火)

ロジスティクス西武ホールディングス(HD)とオリックスグループは3月31日、食材などを同じ倉庫で管理して1台のトラックに集約して共同配送する取り組みを、4月から大阪にも拡大すると発表した。配送車両の削減で4月に開幕する大阪・関西万博期間中の交通円滑化にも貢献する。

共同配送を行うのは、両グループのホテル運営会社の西武・プリンスホテルズワールドワイド(東京都豊島区)と、オリックス・ホテルマネジメント(東京都港区)で、対象となるのが西武の「グランドプリンスホテル大阪ベイ」(大阪市住之江区)とオリックスの「クロスホテル大阪」(同市中央区)「ホテルユニバーサルポート」(同市此花区)「ホテルユニバーサルポート ヴィータ」(同)の4施設。

4施設で使用する食材を、J・MADE(東京都中央区)が運営する大阪南港物流センター(大阪市住之江区)で管理し、荷さばきや検品などをしたうえで、共同配送便で各ホテルへ送り届ける。共同配送の開始にあたり、同センターを改修し冷蔵・冷凍庫を増床。各ホテルへ配送する大量の食品の3温度管理保管が可能になった。

西武・プリンスホテルズは2016年10月から、東京都内の8ホテルで共同配送を順次開始し、箱根・湘南エリアや京都・滋賀エリアなどに拡大してきた。オリックス・ホテルマネジメントとは、昨年7月から箱根エリアで共同配送を開始し。11月には京都・滋賀エリアに拡大した。両社の共同配送の取り組みは、国の「総合効率化計画」に、ホテル事業者としてのは初めて認定されている。

両社は「共同配送は双方の業務効率向上につながるほか、ホテルへの納品車両の削減でドライバー不足の解消やCO2排出量削減、ホテル近隣の交通渋滞緩和につながる」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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