メディカルNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は30日、傘下のMDロジスティクス(米国)がインディアナ州プレインフィールドにある最大拠点の南側エリア改修を完了し、総面積3万7000平方メートルの全館をcGMP(米国の医薬品製造・品質管理基準)準拠の医薬品専用施設として稼働開始したと発表した。

▲倉庫外観(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)
インディアナ州は米国中西部の物流拠点で、多数の製薬・ライフサイエンス企業が集積する地域。温度管理機能を備えた医薬品対応施設の需要が拡大するなか、MDロジスティクスは段階的に拠点改修を進めてきた。2024年9月には北側エリア(1万8500平方メートル)を、定温(15-25度)と冷蔵(2-8度)の2温度帯に対応するcGMP準拠施設へ改修。今回の南側エリア(同規模)の整備により、拠点全体が医薬品専用倉庫となった。
南側では定温エリアを新設し、医薬品や健康関連製品の品質保持に必要な環境を確保。全館で温度監視システムやアクセス制御、発電機などの設備を整備し、物流品質の安定化を図った。これにより既存顧客へのサービス向上に加え、新規需要への対応力も高まるとしている。
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