ロジスティクス自動倉庫大手のオートストア(ノルウェー)は9月30日、統合パートナーのカルデックス(スイス)と、識別・測定システム開発のバルーフ(米国)に新たなオートストアシステムを6か月で導入し、稼働を開始したと発表した。契約から本稼働まで半年という短期間で、施設の大規模改修を伴わず、業務を止めずに実現された。

(出所:オートストア)
バルーフは老朽化した自動棚搬送(カルーセル)設備の更新を急務としており、拡大する出荷需要に対応できる即戦力のシステムを求めていた。導入されたのは、2万100個のビン、7台の「レッドライン」ロボット、1基のコンベヤーポート、3基のカルーセルポートからなる構成で、既存のSAP基幹システムともシームレスに連携した。設計段階から段階的な実装を行ったことで、稼働を維持したまま移行が可能となった。
また今回のプロジェクトでは、倉庫の壁を挟んでロボットシステムとポートを配置するクロスビルディング型のレイアウトや、従来の柱の代わりに耐震ブレースを採用して床面を有効活用する手法、サービスグリッドをオフィススペースに延長し作業性を高める工夫など、新しい設計要素も導入された。
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