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CHロビンソン、AIが意思決定する物流システム発表

2025年10月21日 (火)

ロジスティクスCHロビンソン(米国)は20日、年次顧客イベント「Advance 2025」で、AI(人工知能)を活用した次世代物流ソリューション「Agentic Supply Chain」(エージェンティック・サプライチェーン)を発表した。

同ソリューションは単なる自動化を超え、状況を理解した上でリアルタイムに意思決定を行う高度なインテリジェントシステムで、30台以上の接続型AIエージェントで構成されるデジタルワークフォース「Always-On Logistics Planner」(オールウェイズオン・ロジスティクスプランナー)を通じ、従来自動化が困難だった数百万件規模の出荷作業をすでに実行しているという。

この導入により、計画・調達から配送・補充までサプライチェーン全体で高度な意思決定が可能となり、顧客は市場投入までの時間を大幅に短縮できる。出荷計画や予約が従来の数時間から数秒で完了することで、より有利な運送条件を確保できるほか、動的なモードやレーン選択、価格設定、貨物統合により、従来見過ごされていた隠れたコストの削減も実現できる。

また、貨物の統合ビューと予測分析を活用した推奨により、需要や市場変化に即座に対応する俊敏性と回復力も向上する。遅延が発生する前に貨物ルートを変更するなど、柔軟で効率的な運用が可能となり、さらにAIがより多くの業務を管理することで、顧客は他の重要業務に注力できる。

同社は、先進的なAI技術、世界最大級の物流データセット、業界トップクラスの専門知識を組み合わせ、リーンAIのアプローチを適用してエージェンティック・サプライチェーンを構築したという。年間3700万件以上の出荷を処理する同社は、今後も独自の規模を生かし、現実世界の複雑な状況に適応できるAIエージェントを展開し、よりインテリジェントな意思決定を実現するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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