西久大運輸倉庫、福岡市に保税倉庫を開設へ

ロジスティクス西久大運輸倉庫（福岡市東区）は22日、福岡市東区多の津で新たに保税倉庫を開設するため、許可取得に向けた手続きを進めていると明らかにした。開設は12月を予定しており、稼働後は輸入貨物の一時保管や仕分け、通関業務を自社で一貫して担う体制を整える。

新施設は、博多港や福岡空港、福岡インターへのアクセスに優れた立地にあり、九州全域はもちろん西日本エリアへの物流拠点としても機能する。保税倉庫内では貨物の検品や仕分け、流通加工といった作業にも対応可能で、柔軟な対応体制を整備する。

同社は、保税エリアを活用した物流機能の強化によって、リードタイムの短縮や物流業務の効率化を図るとしており、多様化する輸入業務のニーズに対応する姿勢を示した。国内では港湾近接型物流施設の需要が高まっており、今回の整備は地域物流の最適化と供給網の強靭化に寄与するとみられる。

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