ECアスクルは22日、ランサムウェア感染によるシステム障害の続報を公表した。障害は物流システム(WMS)を中心に発生しており、入出荷業務が全面的に停止している。19日夕から続く受注停止は解消しておらず、グループ会社のASKUL LOGIST(アスクルロジスト、東京都江東区)が担う3PL業務も止まっている。
同社は19日に対策本部を設置し、社内エンジニア約70人に加え、LINEヤフーや外部セキュリティー企業の技術者ら30人を加えた、総勢100人規模の調査チームを編成した。現在は詳細なログ解析を進め、障害範囲と原因の特定を急いでいる。現時点で個人情報や取引先情報の外部流出は確認されていないが、調査を継続中だ。
物流を支える中核システムの停止により、「ASKUL」「ソロエルアリーナ」「LOHACO」などの受注機能は依然として停止している。取引先の良品計画も「無印良品」のEC(電子商取引)サイトでの注文受付を停止しており、サプライチェーン全体への影響が広がっている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。