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三井倉庫、動産担保融資支援サービスを開始

2011年1月13日 (木)

ロジスティクス動産担保融資支援サービスの流れ(出典:三井倉庫)三井倉庫は13日、同社の寄託者(借入人)に対し、企業の新たな資金調達手段として拡大しつつある動産担保融資をJA三井リース(貸付人)、特定非営利活動法人日本動産鑑定(評価会社)と共同で実施したと発表した。融資額上限は10億円。同社は、保管人として担保在庫保全の役割を担う。

 

これまでの動産担保融資では、借入人自身が担保在庫を管理するケースが一般的で、金融機関による在庫の管理保全や日々の在庫量のモニタリングの方法が動産担保融資の普及の課題となっていた。

 

これに対し、同社は営業倉庫としてのノウハウに基づく担保在庫の管理保全に加え、入出庫を管理する倉庫管理システムとリアルタイムで連動するABL在庫管理システムを金融機関へ提供することで、動産担保融資の円滑な実施を可能にした。

 

倉庫会社が第三者として情報システムによる金融機関へのモニタリング情報提供などを中心とした在庫管理を実施するのは初めてのケース。

 

現在同社は、金融機関と連携しながら都道府県でABL倉庫会社全国ネットワークを構築中で、同のスキームを積極的に全国展開することで、金融機関が推進するリレーションシップバンキングの強化に貢献するとともに、既存の物流サービスの付加価値を高める。