財務・人事全日本空輸(ANA)は30日、2026年3月期第2四半期の連結決算を発表した。ANAブランドの国際線貨物収入は前年同期比2.1%減の869億円だった。輸送重量は4.4%増の36万3520トン、有効貨物トンキロは3.4%増の32億7082万トンキロと、取扱量は増加したものの収入はわずかに減少した。
国際貨物は、米国の関税政策による中国発北米向け3国間貨物の需要低迷が影響。一方で、アジア発北米向け貨物の取り込みを強化し、輸送重量は前年を上回った。ただし、為替の影響や自動車関連・EC(電子商取引)分野の需要減退により単価が下落し、収入全体では減少した。
8月にグループ化した日本貨物航空(NCA)は、第2四半期で貨物収入350億円を計上。重量は10万7128トン、有効貨物トンキロは10億3921万トンキロだった。米国の関税政策による影響を受けた一方、アジア発北米向けのAI(人工知能)サーバー関連貨物などを積極的に取り込み、稼働率を高めた。9月からは成田-フランクフルト線を新たに開設し、欧州向け輸送力の拡充にも踏み出した。
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