ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

生成AIを活用する労働者は生産性実感、PwC調査

2025年11月13日 (木)

調査・データ英コンサルティング会社のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)は12日、過去1年間に生成AI(人工知能)を日常的に活用してきた労働者は、生産性が高く、雇用の安定性や給与面でも向上を実感しているとする「2025年グローバル従業員意識/職場環境調査」を公表した。

同社は、ことし7月7日から8月18日にかけて、48の国・地域で28の産業分野にわたる4万9843人の労働者を対象にアンケートを実施。その結果を各国の労働人口の性別、年齢分布に基づき加重調整し分析した。

調査では、生成AIを日常的に活用している人と、利用頻度の低い人に生産性や雇用の安定性で明確な成果を実感しているかどうかを尋ねた。その結果、生産性ではAIを使っている人の92%が実感していると回答し、利用頻度の低い人は58%にとどまった。

この傾向はほかの質問に対しても同様で、「雇用の安定性」では58%対36%、「給与」でも52%対32%と、いずれも生成AIを活用している人たちのほうが、成果を実感している人の割合が高かった。

しかし、必要な学習や能力開発の機会にアクセスできていると感じている非管理職層は51%にとどまり、管理職では66%、上級経営層では72%と、差が明確に表れた。

また、生成AIを日常的に活用している人に、今後12か月間での自分の職務の将来を尋ねたところ、より高い楽観的見方を示した人が69%となり、利用頻度の低い層の51%や非利用者の44%を大きく上回った。

ただ、過去12か月間に業務でAIを使用したと回答した労働者は54%にとどまり、日常的な活用率は依然として低い。生成AIを日常的に使用している回答者は全体のわずか14%で、昨年の調査から2ポイントしか上昇しなかった。

このほか、普段の仕事へのモチベーションを尋ねたところ、回答者の70%が「少なくとも週に1回は仕事に満足している」と答えた。一方でストレスの兆候も見られ、「自らの職務の将来に強い楽観的見方を持っている」と回答した労働者は全体の53%で、特に非管理職層は43%と、上級経営層の72%より29ポイントも低かった。

経済的な負担を感じている労働者は全世界で55%に達し、昨年調査の52%から3ポイント上昇した。「少なくとも週に1回は過度な負荷を感じている」と答えた人は35%に上り、Z世代だけを見ると42%を占めた。

過去1年間に昇給した人は43%で、昇進した人は17%だった。厳しい経済環境を反映して、昇給や昇進を求める意欲も前年から低下しており、昇給希望は43%から37%へ、昇進希望は35%から32%へと減少した。

同社は生成AIの活用について「日常的に活用している人々に確かな成果をもたらしているが、毎日活用している人は14%にとどまった。日常業務での具体的でシンプルな活用例を示し、教育や支援の体制を整えることで、AIが真に役立つ存在となる」などとしている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。