荷主今治造船(愛媛県今治市)は25日、今治工場および新笠戸ドックで建造した4万載貨重量トン型「VIGOR OL」と6万4000載貨重量トン型「FEDERAL INTREPID」を21日に引き渡したと発表した。

▲「VIGOR OL」(出所:今治造船)
VIGOR OLはトップサイドタンクを備えたセミボックス型ホールド構造で、5ホールド/5ハッチを有し、高比重貨物(3トン)の隔倉積みに対応する。長尺物やコイル、穀物など多様な貨物に適した設計とした。クロスデッキにはデッキクレーン4基を配置し、各貨物倉にフォールディングタイプのハッチカバーを採用する。
主要寸法は全長182.93メートル、幅31メートル、深さ15メートルで、載貨重量は4万48トン、総トン数は2万5020、航海速力は14ノット。
FEDERAL INTREPIDはCSR BC&OTを適用したハンディマックス型で、各貨物艙にトップサイドタンクとホッパータンクを備え、フォールディングタイプのハッチカバーで荷役性を高めた。クレーン4基を搭載し、荷役設備が不足する港湾でも対応できる。
穀物、石炭、鉄鉱石、セメント、スチールコイルなど多様な貨物に加え、IMSBC CodeおよびIMDG Codeの対象貨物にも対応する。主要寸法は全長199.98メートル、幅32.24メートル、深さ19.30メートルで、載貨重量は6万3682トン、総トン数は3万614、航海速力は14ノット。
両船ともMARPOLの大気汚染防止規則に適合し、二酸化炭素排出抑制指標はフェーズ3要件まで先取り対応した。バラスト水処理装置やシップリサイクル条約に基づくインベントリリストも搭載する。
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