サービス・商品キビテク(東京都品川区)は11月28日、ロボット遠隔操作支援サービス「HATS」をBoston Dynamics社の四足歩行ロボット「SPOT」と連携させる機能を実装したと発表した。これにより、SPOTの遠隔操作、映像取得、自律移動シナリオ「Autowalk」の実行をHATSの統合UI上で一元管理できるようになる。

(出所:キビテク)
従来、SPOTの運用には専用ソフト「Orbit」やVPN環境が必要で、センサーデータの確認、点検ルートに基づくアクション実行、ほかのロボットとの連携は個別対応が中心だった。今回の連携では、ズームカメラ、温度センサー、LiDAR(ライダー)などの選択搭載が可能となり、取得データをクラウド経由で確認できる。
また、巡回ルート上での自動アクション発動や、HATSフリート管理下での搬送ロボットとの協調動作にも対応する。SPOT操作に必要だった専用アプリやVPNも不要となり、HATSのみで遠隔操作や映像閲覧が完結する。
ロボット導入現場では、遠隔操作やデータ取得を含む実運用レベルの機能整備が課題となっている。今回の統合により、SPOTの高度運用を追加開発なしで開始できるようになり、導入の迅速化やコスト効率の改善につながる。
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