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サッポロ×TS×日通、岡山-京葉間で鉄道共同輸送

2025年12月1日 (月)

ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングスは1日、サッポログループ物流(東京都渋谷区)とTSネットワーク(台東区)、日本通運の3社が、岡山-千葉、東京-岡山間で31フィートコンテナを用いた鉄道共同輸送を開始したと発表した。長距離区間をトラックから鉄道へ切り替え、輸送力確保とCO2削減を両立するモーダルシフトの取り組みとなる。

▲輸送の様子(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)

サッポログループ物流は岡山-千葉間、TSネットワークは東京-岡山間でトラック輸送を行ってきたが、ドライバー不足や脱炭素化対応が共通課題だった。日本通運は顧客マッチングの知見を生かし、両社の輸送需要を組み合わせるラウンド輸送スキームを構築。鉄道を介した往復輸送により積載率を高め、空コンテナ回送を抑制する。

新スキームでは、サッポロビール岡山ワイナリー発の製品を千葉の京葉湾岸物流センターへ、TSネットワークの輸送品を東京・大井保税センターから岡山流通センターへ鉄道で輸送する。鉄道化によりドライバー拘束時間を年間1400時間削減し、将来的な人員不足リスクの緩和やBCP強化につなげる。

(クリックで拡大、出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)

CO2排出量は片道678キロメートルの区間で1運行あたり1167キログラム(削減率76.9%)減となり、年間ではおよそ168トンの削減効果を見込む。3社は今回の取り組みを協業の第一歩と位置づけ、定期的な協議を通じて持続可能な共同輸送体制の構築を進める。

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