M&A北浜キャピタルパートナーズ(大阪市中央区)は3日、エレビスタ(東京都中央区)と業務提携契約を締結したと発表した。再生可能エネルギー分野での協業を通じて、蓄電所や発電所の開発・運用に取り組む。
国内外で系統用蓄電池市場が拡大するなか、両社は再エネの利活用を軸に、太陽光・風力・バイオマス・地熱などの発電事業や関連インフラの開発を推進する。エレビスタは、太陽光発電所のセカンダリー市場「SOLSEL」を運営し、取引総額は累計2000億円を超える実績がある。主に蓄電所用地の仕入れや開発を担当し、電力アグリゲーターとしての機能を担う。
一方、北浜キャピタルは、ファイナンスやファンド組成、管理面を担い、データセンター事業で培った知見を活かして収益基盤の強化を図る。両社は今後、ノウハウや顧客基盤の相互活用を通じて、アレンジメント業務やアセットマネジメント、コンサルティング分野でも協業する方針だ。
また、蓄電・発電にとどまらず、電力を活用したデータセンター事業や他分野への連携も視野に入れており、将来的にはGX(グリーントランスフォーメーション)領域全体への事業展開も想定している。
国内では再エネ導入拡大に伴い、需給調整を担う蓄電インフラの整備が急務となっている。今回の提携は、再エネ関連資産の高度化とデジタルインフラの融合を目指す取り組みであり、地域電力網の最適化や脱炭素型サプライチェーンの構築にも寄与することが期待される。
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