ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

出光タンカー、新造VLCCにローターセイル搭載

2025年12月5日 (金)

荷主出光タンカー(東京都千代田区)は2日、2028年および29年に完成予定の新造VLCC(大型原油タンカー)2隻に、風力補助推進装置「ローターセイル」を搭載すると発表した。フィンランドのノースパワー製を採用し、VLCCへの搭載は世界初となる。

ローターセイルは、直径5メートル・高さ35メートルの円柱型ローターを回転させて風を受け、マグヌス効果による揚力を推進力へ変換する。2隻には各2基を装備予定で、燃料消費量を1日あたり5-25%削減する見込み。加えて、エンジン負荷の軽減や温室効果ガス(GHG)の排出抑制、エネルギー効率の向上が期待されている。

▲環境対応VLCCイメージ(出所:出光タンカー)

本船は、メタノールと重油の二元燃料に対応し、航行中の主機プロペラ軸を利用した軸発電機も搭載。全長は339.5メートル、型幅60.0メートル、満載載貨重量は30万9400トンで、建造はジャパンマリンユナイテッド有明事業所で行われる。

同社は持続可能なエネルギー輸送体制の確立を目指し、カーボンニュートラル社会への移行に寄与するとしている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。