サービス・商品ダイセーホールディングス(HD、東京都千代田区)は10日、グループ内で実証してきたAI(人工知能)自動配車・運行管理・データ分析システム「ATMTC」(オートマティック)を、外部企業向けに提供開始したと発表した。システム開発はグループ内のDX研究所(同)が担った。
ATMTCは、配車・運行管理・配送報告を一元化するクラウド型システムで、グループ各社で計1000台規模が本番稼働している。導入企業では、配車時間を80%削減し、ドライバーの労働時間は10%削減した例がある。

▲スマートフォンでATMTCアプリを操作するトラックドライバー(出所:ダイセーホールディングス)
GPS連動による誤配送防止機能も搭載し、誤配送を90%削減した事例が示されている。顧客満足度は95%以上とされる。
機能は、AIによる最適配車、自車位置と配送状況を把握できるリアルタイム運行管理、日報入力や到着報告が可能なドライバー専用アプリ、各種帳票出力など多岐にわたる。車両台数や積載量、時間指定を考慮した自動算出に対応し、運行実績表や拘束時間表も生成できる。
物流業界では2024年問題を背景にドライバーの労働時間制約が強まり、効率的な配車計画が課題となっている。DX研究所は独自の自動配車アルゴリズムとリアルタイム連携基盤を構築し、複数拠点・複数車両の最適化を可能にした。
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