荷主トーイン(東京都港区)は22日、茨城県つくばみらい市に新工場を建設すると発表した。2024年1月に発表していた土地取得に関する続報で、同地での建設計画を取締役会で決議した。
新工場の所在地は、つくばみらい市福岡工業団地76-2。工場規模は5000平方メートルで、主に高機能コーティングフィルムの生産を行う。総投資額は65億円を予定しており、操業開始は27年10月を見込む。資金は自己資金および借入金などで賄う計画。
同社は「中期経営計画2026」において、成長分野への選択と集中を基本戦略とし、先端半導体市場の拡大に伴う関連製品需要への対応を図る。今回の新工場建設は、精密コーティング事業の拡大に向けた取り組みの一環であり、生産能力の強化と供給体制の整備に寄与するものとみられる。
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