カシオ、落下強度3mの物流向けハンディターミナルを発売

アパレルカシオ計算機は19日、倉庫内の高所作業に対応するスキャナ一体型のハンディターミナル「DT-X8」シリーズの2モデルを、31日から発売すると発表した。同製品は落下強度3メートルを実現し、軍手をしたままでバーコードの読み取りやキー操作を可能にするなど、物流業での使い勝手を追求した。

液晶画面の周辺や電池蓋などに、弾力性のある樹脂素材を用いたプロテクターを装備するなど、耐衝撃設計を徹底。IP67に準拠した防塵・防水性能を備え、氷点下20度での動作にも対応し、砂埃の多い場所・雨天時・低温倉庫などの現場でも活用できる。

ユニバーサルデザインの採用により、優れた操作性を実現。数値キーなどのキートップに凸状のカーブを施すとともに、キーピッチを縦8.7ミリメートル・横15.4ミリメートルと十分にとることで、軍手をしたままでも指先にキーの感触が伝わるよう配慮した。

バーコード読み取り操作用のトリガーキーは、前面と両サイドの3か所に装備。暗所での操作に役立つキーバックライトや、直感的に操作できる液晶タッチパネルも備えている。バーコード読み取りに対応した「DT-X8-10J」に加え、二次元コードにも対応した「DT-X8-20J」もラインアップしており、業務内容に応じて選択できる。