財務・人事NSユナイテッド海運(NSU)は1月30日、2026年3月期第3四半期の連結決算を発表した。売上高は1712億円(前年同期比9.6%減)、経常利益は146億円(同13.4%減)と減収減益となった。一方、老齢船の売却益を特別利益に計上したことで、最終利益は181億円(24.5%増)と増益を確保した。
外航海運ではドライバルク市況が総じて底堅く推移した。ケープサイズ船は鉄鉱石やボーキサイト出荷増に加え、新造船供給が抑制されたことで需給が引き締まり、相対的に堅調だった。中小型船は穀物輸送が下支えしたものの、船腹増加が重荷となり上値は限定的だった。為替が円高方向に振れたことが収益を押し下げた。
内航海運は効率運航が寄与し増収増益となった。鋼材や電力関連貨物が伸び、LNG(液化天然ガス)輸送も工業需要増を背景に増加した。一方、セメント関連や鉄鋼原料は低調だった。
同社は通期業績予想を上方修正し、売上高2240億円、最終利益208億円を見込む。ドライバルク需要の底堅さを背景に、収益環境は一定の安定感を保っている。
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