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大島造船所、脱炭素関連2案件で基本設計承認取得

2026年3月2日 (月)

認証・表彰大島造船所(長崎県西海市)は2日、脱炭素関連の開発プロジェクト2件について、日本海事協会から基本設計承認(AiP)を取得したと発表した。

1件目は、膜分離式船上CO2回収貯蔵装置(OCCS)搭載バルクキャリア。従来燃料船のGHG削減手段として期待されるOCCSについて、富士電機の協力のもと、膜分離法を採用したコンセプト設計を実施した。機器プラントの小型化と分離回収コスト低減を想定している。

▲膜分離式船上CO2回収貯蔵装置を搭載するバルクキャリア(出所:大島造船所)

2件目は、IMOタイプB独立方形タンクを搭載する8万3000立方メートル級アンモニア運搬船。液体アンモニアの安全かつ効率的な海上輸送を目的に、IMO規則タンクタイプBに基づく大型アンモニアタンクの設計手法を確立した。荷重構造一貫解析などの構造・疲労解析を適用し、信頼性の高いタンク設計を実現したとしている。

▲IMOタイプB独立方形タンク搭載する8万3000立方メートル級アンモニア運搬船(出所:大島造船所)

AiPは設計初期段階で国際条約や船級規則への適合性を確認するもの。後工程での規制面の手戻り防止や審査期間短縮につながる。

国際海運ではGHG削減や代替燃料への対応が進むなか、船上CO2回収やアンモニア輸送インフラ整備は脱炭素バリューチェーン構築の重要な要素とされる。今回の承認取得は、環境負荷低減と安全性確保を両立する船舶設計の具体化を示す動きとなる。

▲AiP授与式の様子(出所:大島造船所)

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LOGISTICS TODAY編集部
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