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2月企業倒産が851件、運輸業は36%増

2026年3月9日 (月)

調査・データ東京商工リサーチ(TSR、東京都千代田区)が9日発表した2月の全国企業倒産状況(負債1000万円以上)によると、倒産件数は851件となり、前年同月比11.3%増加した。2月として800件を超えるのは2013年以来13年ぶり。負債総額は1331億6000万円で、同22.2%減少した。

倒産件数は3か月連続で前年同月を上回り、コロナ禍の資金繰り支援が浸透した21年(446件)を底に、5年連続で前年を上回った。一方、負債総額は2か月連続で前年を下回った。負債10億円以上は21件(前年同月24件)、5億円以上10億円未満は19件(同24件)と中堅規模の倒産が減少する一方、負債1億円未満は658件(同14.0%増)と全体の77.3%を占め、小・零細企業の倒産が中心となった。

▲企業倒産月次推移(クリックで拡大、出所:東京商工リサーチ)

原因別では、「人手不足」関連倒産が47件と前年同月の19件から2.4倍に増加。内訳は「人件費高騰」21件、「求人難」20件、「従業員退職」6件だった。「物価高」関連倒産も69件で3か月連続で前年同月を上回った。一方、「ゼロゼロ融資」利用後の倒産は27件で前年同月を下回った。

産業別では、10産業のうち3産業で前年同月を上回った。最多はサービス業他の309件(30.9%増)で、全体の36.3%を占めた。運輸業は41件(36.6%増)、建設業は169件(17.3%増)と増加した。一方、不動産業や製造業、小売業などは前年同月を下回った。

地区別では、9地区のうち中国を除く8地区で前年同月を上回った。関東302件、近畿209件、九州96件などで増加が目立った。

同社は、コロナ禍の資金繰り支援の返済開始や物価高、人手不足などの影響を背景に、経営改善が遅れた企業の淘汰が進み、倒産は今後も増勢を強める可能性があると指摘している。

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