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タダノ、CADDiを欧米拠点に展開

2026年3月26日 (木)

サービス・商品製造業向けAIデータプラットフォームを開発するキャディは23日、建設用クレーン大手のタダノ(香川県高松市)が同社のAIデータプラットフォーム「CADDi」の活用を欧州・米州のグローバル主要拠点に拡大すると発表した。M&Aで拡大したグループ全体の部品データを統合し、調達最適化と重複在庫の削減を図ることが主目的だ。

タダノはクレーンや高所作業車などのLE(Lifting Equipment)メーカーとして世界をリードする企業で、海外売上比率は6割を超える。積極的なM&Aによってグローバル成長を加速してきた一方、新たにグループに加わった企業とのデータが散在し、シナジー創出が困難な「知のサイロ化」がサプライチェーン上の経営課題となっていた。国や組織が異なると同じ部品でも部品番号や図番が異なるため、重複した在庫の発生や購買コスト最適化の障壁となっていた。

国内拠点でのCADDi導入では、部門間の情報共有が改善され、部品検索時間が30分から5分に短縮されるなど、調達・購買業務における工数削減と技術伝承の基盤構築という成果を確認した。こうした実績を踏まえ、M&Aシナジー創出の鍵としてグローバル展開を決定した。

今後はCADDiを活用した部品統合と調達最適化により、グループ全体での重複在庫の削減と購買の集約を通じた収益性向上を目指す。製造現場からサプライチェーン全体にわたるデータを言語の壁を越えて一元化することで、グローバルな調達・物流オペレーションの効率化を図る。将来的にはCADDiがグループ全体の知を集約する「コミュニケーション・ウインドウ」として機能し、タダノが掲げるLE世界No.1の実現を支える構想だ。

キャディは製造業に特化したAIデータプラットフォームを展開するスタートアップで、東京・シカゴを拠点に日本・米国・ベトナム・タイの4か国で事業を展開している。

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