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三和倉庫、大阪に危険物自動ラック倉庫新設

2026年4月15日 (水)

ロジスティクス三和倉庫(横浜市緑区)は15日、6月に大阪府大東市で危険物自動ラック倉庫を新設すると発表した。保管能力は3400パレットで、法律上の高さ制限内では国内最大規模とする。消防法危険物第4類(第1-4石油類)や毒劇物にも対応し、関西圏の化学品物流の中核拠点として位置付ける。

新施設はダブルディープ方式を採用し、高密度保管を実現する。ケース、ドラム缶、一斗缶、IBCタンクなど多様な荷姿に対応可能で、200リットルドラム換算で1万3600本の保管能力を持つ。延床面積は4000平方メートル。

▲大東の危険物自動ラック倉庫完成予想図(出所:三和倉庫)

自動倉庫システムの導入により人的作業を最小化し、ヒューマンエラーに起因する事故リスクの低減を図る。危険物を扱う現場では安全性確保が最優先課題となるなか、自動化による作業標準化とリスク抑制を両立させる構えだ。

立地面では、東大阪JCT(ジャンクション)・門真JCTから5キロ圏に位置し、近畿自動車道や第二京阪道路へのアクセスに優れる。大阪南港からも25キロと、港湾と内陸を結ぶ結節点として機能する。京阪神に加え奈良方面への配送にも適しており、広域配送や中継拠点としての活用を想定する。

災害対応も重視した。減振ラックや非常用電源を備え、地震時の被害抑制と事業継続性を確保する設計とした。内陸立地により津波や高潮の影響を回避できる点も、危険物保管におけるリスク分散の観点で評価される。

▲危険物自動ラック倉庫の内部イメージ(出所:三和建設)

関西圏では化学品製造業の集積が進む一方、危険物倉庫の老朽化や保管能力不足が課題となっている。同社は保管能力の拡張とともに、安全性を両立できる自動化倉庫を導入し運用高度化を図った。

危険物は取り扱い制約が多く、保管・輸送ともにインフラ整備の遅れがサプライチェーン全体のボトルネックになりやすい分野だ。高密度化と自動化を組み合わせた拠点整備は、保管ひっ迫の緩和だけでなく、配送の安定化や在庫配置の最適化にも波及する可能性がある。

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