財務・人事建設部材の調達プラットフォームを展開するBALLAS(バラス、東京都中央区)は15日、シリーズBラウンドで総額24億円(エクイティ21億円、デット3億円)の資金調達を実施したと発表した。リード投資家はSMBC EdgeとZ Venture Capital。累計調達額は43億円に達した。調達資金は既存の建設部材オンラインプラットフォーム「BALLAS SCM」の拡張と、AI(人工知能)を活用した新プロダクト開発に充てる。
同社は、建設工事会社と製作工場をつなぐプラットフォームを通じ、特注性の高い建設部材の設計・調達・製造を一体で管理するモデルを構築してきた。データセンターや物流施設、プラントなどを対象に、分断されたサプライチェーンをデータで再編する取り組みを進めている。特注部材をモジュール化し、再利用可能な形で標準化することで、品質・コスト・納期(QCD)の改善を図る。シリーズA以降の取扱高は年平均130%の成長を続けている。
今回、新たにプロジェクトマネジメントシステム「BALLAS LINKS」を正式リリース。部材調達に関わる図面や帳票の情報連携を一元化し、認識齟齬の防止やプロセスの自動化を図る。従来の調達機能に加え、設計・施工を含むワークフロー全体の効率化に踏み込む構えだ。
出資面では、日揮ホールディングスが参画するCVCファンド「JGC MIRAI Innovation Fund」も投資家として名を連ねた。日揮はプラント建設分野での部材調達効率化や納期短縮に向け、BALLASのプラットフォームを活用した協業を検討する。付帯部材の設計・調達・製作を一体で可視化できる仕組みは、従来煩雑だった工程管理の効率化に寄与するとみられ、プラント分野におけるサプライチェーン強靭化への応用が期待される。
建設業界では需要拡大が続く一方で製作工場の減少や人手不足が進み、供給制約が顕在化している。特に部材領域は個別仕様が多く、設計から納入までのリードタイム長期化が課題となっている。こうしたなか、データ連携や標準化によるプロセス短縮のニーズは高い。
今後はBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)など上流工程との連携や、AIを活用した設計・モデリングの自動化を進める。ソフトウエア開発ではAI導入により生産性を1.7倍に高めたとしており、設計領域でもコードベースでの3Dモデル生成などを展開する。設計・調達・製造を横断したプロセスの再構築を通じ、サプライチェーン全体の最適化を狙う。
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