調査・データ日本内航海運組合総連合会(内航総連)がまとめた3月の内航海運輸送動向調査によると、貨物船と油送船を合わせた内航輸送量は前年同月比100%となり、全体では前年並みを維持した。一方、2025年度通期では貨物船が前年度並みだったのに対し、油送船は前年度比97%と低調だった。燃料需要低迷や荒天影響が続いたことが背景にある。
26年3月の貨物船輸送量は1756万7000トンで前年同月比横ばいとなった。鉄鋼は同6%増と、一部メーカーで発生した高炉火災の影響による代替輸送が継続した。燃料(石炭・コークス)は8%増で、前年の設備故障による反動増が寄与した。紙・パルプは12%増、自動車は3%増と堅調に推移した。自動車は工場稼働回復に加え、輸出車両増加による輸送需要が押し上げ要因となった。
一方、原料(石灰石・スラグ等)は6%減、セメントは9%減と低迷した。セメントは出荷不振に加え、荒天や設備トラブル、船舶入渠の影響が続き、年度を通じて弱含みで推移した。
油送船は786万1000キロリットル・千トンで9%減となった。黒油は12%減で、電力向け需要や製油所間転送が低調だった。白油も92%にとどまり、灯油輸送は堅調だったものの、ガソリンや軽油の減少に加え、荒天による輸送障害が影響した。
25年度累計では、貨物船全体は1億9907万6000トンで前年度並みを維持した。鉄鋼2%増、燃料2%増、紙・パルプ11%増と堅調だった一方、セメントは5%減だった。年度後半には製鉄所火災による鋼材製品の代替輸送や、RORO船による輸送増加も見られた。
油送船は9653万9000キロリットル・千トンで前年度比3%減となった。黒油8%減、白油3%減と低迷した一方、ケミカル5%c、耐腐食6%増と一部品目は堅調だった。ただ、中東情勢の影響による原料不足や減産、荒天などが輸送量を下押しした。
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