調査・データ作業用ヘルメットなど保安・安全用品の総合商社、昭和商会(名古屋市昭和区)は25日、大東建託と共同開発した「ファン付きペルチェ式冷却ベスト」について、暑熱環境下での作業負荷軽減に一定の有効性を確認したと発表した。
実証実験は、立教大学スポーツウエルネス学部と松山大学人文学部への委託研究として実施。ファンによる気化熱とペルチェ素子による直接冷却を組み合わせることで、皮膚温度上昇の抑制や主観的負担の軽減、認知機能維持への一定の効果が確認された。
実験では、気温32度、WBGT28度の環境下で軽運動中の生理・心理反応を測定。ペルチェ素子による直接冷却により、非接触部位である上腕部の皮膚温上昇を約0.5度抑制したほか、快適感や認知機能検査でも改善がみられた。

▲実証実験の結果(出所:昭和商会)
同製品は、ファン付き作業服にペルチェ素子内蔵の冷却プレートを搭載したもので、首元または脇下に装着可能。外気温より20度低い冷却面を実現する。
今後、大東建託は建設現場の暑熱対策強化を進めるほか、昭和商会は検証結果を活用し、さらなる製品性能向上と実用化を目指す。
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