イベント日本国際協力センター(JICE)は、外国人トラックドライバーに特化した日本語研修の実施に向け、全日本トラック協会の会員事業所を対象に関心調査を始めた。回答期限は6月15日で、外国人ドライバーを雇用している、または今後の雇用を検討している企業からの回答を募る。研修は7月の開講を予定している。
JICEは2025年度、文部科学省の認定日本語教育機関活用促進事業を活用し、全日本トラック協会、国際日本語普及協会(AJALT)と連携して、外国人トラックドライバー向けの日本語教育カリキュラムを開発。今回の研修は、そのカリキュラムを実際に活用する取り組みとなる。
研修はフルオンライン形式で、1回4時間、全12回の計48時間。定員は16人で、複数企業の受講者による合同研修として行う。受講料は1人あたり8万2500円(税込)。来日後、入職後から単独乗務開始前までの期間に、外免切替、倉庫作業、横乗り研修などのOJTと並行して受講することを想定している。ただし、初任運転者教育の法定12項目を修了するための研修ではない。
カリキュラムは、トラック運送業でつまずきやすい業務場面に絞って構成する。具体的には、横乗り研修の事前準備、就業1年目のルーティン業務、事故や積荷トラブル時の一次対応などを扱う。点呼での報告、運行指示の復唱、日常点検結果の説明、荷積み・荷卸し先での確認、警察や会社への通報・報告など、現場で必要になる会話や読み書きを学ぶ内容だ。
受講対象の日本語水準は、JFT-Basic(国際交流基金日本語基礎テスト)でA2判定、またはJLPT(日本語能力試験)N4程度を想定する。到達目標は、ルート配送業務を遂行するうえで、運行時の注意点や経路・時間の指示を理解し、確認、質問、報告ができる水準とされる。
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