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デンソー工場、「カチャカプロ」で運搬作業ゼロに

2026年5月29日 (金)

ロジスティクスPreferred Robotics(プリファードロボティクス、東京都千代田区)は28日、デンソー高棚製作所(愛知県安城市)で小型自律搬送ロボット「カチャカプロ」が4ラインに導入されたと発表した。完成品の運搬や梱包箱回収を自動化し、作業負担軽減につなげる。

高棚製作所では、多品種少量生産に伴う部品供給の効率化が課題となっていた。特に完成品運搬は30キロ弱の箱を扱う高負荷作業で、従来は作業者が1回平均22メートル、1日平均58回運搬していた。

導入した「カチャカプロ」は、完成品を所定場所まで搬送するほか、次の生産で使用する梱包箱を回収・供給する役割を担う。電気を使わずに積載や移載を行う“からくり”機構と連携し、自動化効果を高めた。

デンソー高棚製作所の工場内で完成品の運搬をする「カチャカプロ」(出所:Preferred Robotics)

具体的には、到着時のみ作動する落下防止ストッパーや、梱包箱が同時に流れないよう制御するセパレート機構、位置ずれを防ぐガイドローラーなどを共同開発。狭い通路や変更しにくい工場レイアウトにも対応した。

これにより、作業者の運搬作業はゼロとなり、2000歩分の負担軽減につながった。現場からは「作業が楽になった」との声が上がっているという。

同取り組みは社内でもAMR(自律走行搬送ロボット)活用の成功事例として注目され、製造部の2025年トピックスにも選出。他製造部門やグループ会社など10拠点に情報共有されており、横展開が進んでいる。

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