サービス・商品シナノケンシ(長野県上田市)は2日、製造現場向け自律走行搬送ロボット(AMR)「AspinaAMR150L」を開発し、8月から受注を開始すると発表した。幅800ミリの狭い通路でも台車を載せたまま走行でき、既存レイアウトを大きく変更せず搬送工程を自動化できる点が特徴だ。

▲台車を載せたまま幅800ミリの通路を走行する新型AMR(出所:シナノケンシ)
製造業では人手不足の深刻化に加え、多品種少量生産への対応で設備配置変更が難しくなっている。現場では作業者が台車を押して搬送する工程が依然多く、自動化導入の障壁となっていた。同社はこうした課題に対応するため、スリム設計と高い搬送能力を両立した国産AMRを開発した。
新製品は本体幅500ミリ、奥行750ミリ、高さ280ミリで、リフトアップ機能を搭載。最大150キロの荷物搬送に対応し、幅660ミリの台車や棚を載せた状態でも800ミリ幅の通路を通行できる。最高速度は時速3.6キロで、6時間の連続稼働が可能という。
また、国内工場で広く使用されるPLCに対応し、エレベーターや周辺設備との連携も可能。既存工程の一部から段階的に導入しやすい構成で、現場負荷を抑えながら自動化を進められる。
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