ロジスティクスベトナムのIT大手FPTは2日、航空貨物ハンドリング大手のSATS(シンガポール)と、航空物流分野のAI(人工知能)活用やデジタル革新に向けた覚書を締結したと発表した。シンガポール、ベトナムを中心に、アジア太平洋地域での協業機会を探る。

▲覚書交換式(出所:FPT)
SATSは航空貨物ハンドリングや機内食事業を展開しており、FPTはAI、クラウド、データ、自動化、システム刷新などの領域で企業向けサービスを手がける。両社は、航空物流サービスの高度化、業務効率の改善、オペレーションの強靱化、旅客体験の向上に向け、AIを組み込んだ戦略プロジェクトを共同で検討する。
アジア太平洋地域では、シンガポールが航空・物流ハブとしての地位を強める一方、ベトナムもサプライチェーン市場として成長している。航空貨物では取扱量の変動、地上業務の人手不足、品質管理、リードタイム短縮への対応が課題となっており、データ活用やAIによる作業最適化の重要性が高まっている。
FPTはアジア太平洋地域を重点市場の一つとしており、航空、物流、医療、金融などで500社超のデジタル変革を支援してきた。SATSとの連携が具体化すれば、航空貨物ハンドリングや空港関連業務でAIを実装する動きが広がる可能性がある。
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