
▲爆発物探知犬とハンドラー(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)
ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングスは3日、グループ会社の日本通運が成田空港近接の航空貨物拠点「NARITA Air Cargo City」で、爆発物探知犬(EDD)の運用を6月から順次開始すると発表した。対象は成田空港第二・第三物流センターで、航空貨物の保安体制を強化する。
航空貨物を巡っては、保安制度の厳格化により、爆発物検査への対応力向上が求められている。2026年1月の航空保安制度改定以降、日本通運はX線検査装置の導入を進めてきたが、貨物の形状や材質によってはX線検査やETD(拭き取り検査)で対応が難しいケースがあった。長大貨物や特殊貨物を安定して扱うには、検査手法の選択肢を広げる必要があった。
今回導入するEDD検査は、国土交通省航空局が新たに認めた航空貨物の爆発物検査手法。米国の専門機関で訓練を受けた探知犬とハンドラーが検査を担う。探知犬は米国運輸保安庁(TSA)の基準に基づく訓練を受けており、同基準に準拠した検知能力を持つという。
日本通運は、既存のX線検査装置とEDD検査を組み合わせて運用し、保安レベルの向上と検査効率の改善を図る。ただし、現行制度上、国内でのEDD検査は米国向け貨物や米国経由便には適用できない。対象貨物を見極めながら段階的に運用し、航空貨物の安全性と処理効率の両立を進める。
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