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SUBARU、マスターレスAIピッキングを試験導入

2026年6月4日 (木)

▲SUBARUでワークのピッキングを行うEureka AI ビジョンシステム(出所:エウレカロボティクス)

荷主エウレカロボティックス(東京都江東区)は4日、SUBARUが推進する次世代工場構想において、ピッキング工程向けロボットビジョンとして「Eureka AI ビジョンシステム」が採用されたと発表した。2026年4月から群馬県の大泉工場で試験導入を開始しており、今後は実生産ラインへの展開を目指す。

同システムの特徴は、事前の画像登録やアノテーション作業、再学習を必要としない「マスターレスピッキング」である。従来のAI(人工知能)ピッキングシステムでは、対象部品ごとに画像登録や学習作業が必要だったが、新システムは未知のワークにも対応できるため、多品種部品を扱う製造現場や物流現場における事前準備や運用工数を大幅に削減できる。

自動車業界では2年ごとにモデルチェンジが行われ、使用部品も頻繁に変更される。従来は部品変更のたびにAIの再学習が必要だったが、マスターレスピッキングによりこうした作業が不要となり、自動化導入の障壁を低減する。SUBARUは人手不足対策として生産工程の省人化・自動化を進めており、多品種ワークへの柔軟な対応力や立ち上げ工数の削減を評価して採用を決定した。

エウレカロボティックスは、これまで物流業界向けを主な用途としてきた同技術について、製造業でも高い価値を発揮できることを確認したとしている。今後はSUBARUの他拠点や次世代工場への展開を視野に入れながら、現場の自動化と省人化を支援していく。

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